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空をつむぐ、間をつむぐ  /  

震災20年 新長田アートプロジェクト

アートでつながろう~芸術祭のきずな~

阪神泡時代震災から20年を迎える“新長田”で、兵庫県内の芸術祭が推薦するアーティストたちによる空き店舗を展示スペースとして活用したアートプロジェクト

 

この作品は西宮船坂ビエンナーレから推薦された[±±±と柴辻健吾]がコラボレーションして制作。一つの空間を埋めるように写真や立体作品の3構成で、場所と場所、過去と現在の時をつむいでいく事をテーマにした。

 

・一つは瓦礫の中から木が生えていて、震災から復興し再生したイメージ

瓦礫に使われてるメインの素材は「瓦」。それは当時新長田で使われていたであろう時代の昔の重い瓦を、瓦の張替え業者から譲っていただいた。

そして、中央に立つ『モチノキ』の花言葉は『時の流れ』である。復興を終えた新長田にいまさら復興をイメージさせるのではなく、それぞれの人が持つあの日から今の20年の時を感じ、考えて欲しいと願って制作した。

 

・一つは西宮船坂にある、竹林と鳥居をイメージ

西宮船坂には竹林があり、竹炭を作る文化が昔からあるので竹という素材は船坂の人々にとってなじみの深い身近にある素材である。船坂の竹林を通ると風が吹く毎に竹同士がぶつかりカンカンと音が鳴る、その風景と音を切り取って新長田という別の場所に設置する事で船坂と新長田をつむいだ。

 

神戸新聞に掲載されました。→こちら

 

震災20年 新長田アートプロジェクト/兵庫県新長田
素材:竹・瓦・モチノキ
サイズ:高さ2300×横2300×幅2500mm
2014-2015年制作
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